EFFORT
環境への取り組み
持続可能な社会への貢献
アテナ工業が取り組むSDGsとは?2つの立場からできること
アテナ工業では、独自の技術を駆使し石油由来原料の削減や、製造過程でのリサイクルを通して、環境に配慮した製品づくりと企業経営を行っています。
2030年までに世界が達成すべき17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」に貢献する取り組みとして、まずは7つの目標に取り組んでいます。

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01
食品容器メーカーとしてのアテナ
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CO排出量の削減・リサイクル・植物由来原料の積極的な使用
プラスチック使用削減容器の開発 -
サステナブルな原材料の使用による地球温暖化対策への貢献
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森林資源の持続可能な活用に配慮した紙の利用を推進
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02
社会の一員としてのアテナ
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女性活躍推進法に基づく
「一般事業主行動計画」を策定 -
障がい者雇用の促進、高校生の職場体験、インターシップの積極的な受入れ
ハラスメント防止講習実施
外国籍社員の雇用、外国人技能実習生の受入れなど多様な人材の活躍の場の用意 -
ネーミングライツによる
地域社会への貢献
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環境に配慮した設計
資源循環型社会の実現に向けて、プラスチック使用製品の設計に取り組んでいます。
薄肉成形
当社では、成形技術を駆使した薄肉成形品の製造販売を推進しております。設計においては容器のテーパー角度、リブ(強度補強の為の凹凸)の形状や位置、各所を繋ぐRなどを多角的に組み合わせることで、構造的に優れた製品となっています。
薄肉成形とは?
プラスチックの使用量を少なくするため、容器の厚みを薄くして成形しています。これを「薄肉成形」と言います。厚みを薄くすることで下がってしまう強度は、リブ(凹凸)の工夫で補強し容器のテーパー角度、各所を繋ぐRなどを組み合わせて設計することで、補っています。そうしてプラスチックの使用量を抑えつつ、容器としての性能も優れた製品となっています。
また紙を巻くことで容器全体の強度を補強し、更にプラスチック部分を薄肉化することで石油由来の原料の大幅な削減にもつながります。

減容化容器(特許出願中)
プラスチック製の容器は、重量のわりに容積が大きくかさ張るため、ごみ処理において大きな問題となっています。減容化容器は小さくたたんで捨てられるため、ゴミの容量、リサイクルコストの低減につながります。環境配慮型の製品となっています。

ロースタック
容器を積み重ねた時の高さを従来よりもコンパクトにし、ロースタック化することにより、省スペース化が図れます。それにより、保管場所の有効活用や輸送時の軽量化にもつながり、CO2削減に貢献します。

電子レンジ専用スチームポット
プラスチックの特徴を活かし軽くて繰り返し使える調理器具です。
分別の容易化
紙スリーブにつけられたミシン目から切り離すことで、白無地のプラスチック容器と表面の紙を分けることが可能です。リサイクル可能な石油由来のプラスチックカップと、紙ごみが容易に分別できます。

再生プラスチックの活用
PET
当社のPET容器は、製品の生産で発生する端材を粉砕し、原材料のPETシートを社内で生産する際に再利用しています。また回収された使用済みPETボトルも、一部の製品で使用しています。このようなリサイクルを「マテリアルリサイクル」と言い、1990年代から取り組んでいます。
※「厚生労働省の再生プラスチックの使用に関するガイドライン」や「PETトレイ協議会の自主規制基準」に沿っており、食品用途に使用可能です。

PS・PP
PS・PP容器の生産においても、発生した端材を粉砕しています。粉砕した端材はシートメーカーに引き取られ、当社で使用するPSやPPシートとして再び生まれ変わります。柄フィルムのある端材はペレット化し工業用建材の原料として出荷しています。

バイオマスプラスチック
バイオマスプラスチックとは、サトウキビやトウモロコシ等の植物といった再生可能な生物由来の資源を原料にしています。
→温室効果ガスの排出抑制や枯渇性資源の使用削減につながります。

バイオマスインキ
バイオマスインキとは、樹木や種子、米ぬか等の再生可能な生物由来の資源を一部使用したインキです。
→温室効果ガスの排出抑制や枯渇性資源の使用削減につながります。バイオマスマークは生物由来の資源を使用した製品に表示できる環境商品の目印として、日本有機資源協会が認定するマークです。

生分解性プラスチック
生分解性プラスチックは、微生物などの働きによって最終的にはCO2と水にまで分解されます。原料はバイオ由来とバイオ由来+石化由来のものがあり、当社はバイオ由来のPLA容器の採用実績があります。※2005年2月販売
PLAとは、Poly-Lactic Acid(ポリ乳酸)の頭文字をとった言葉です。とうもろこしなどに含まれるデンプンを原料とした植物由来のプラスチックです。また一定の環境下で最終的には水と二酸化炭素に分解されます。
→廃棄物の削減につながります。

紙とプラスチックの融合
紙+プラスチックを合わせることで、プラスチック量削減を進めています。一部ユーザー向けの外面の紙は、FSC認証紙を使用しています。

FSC認証とは?
F森林資源の持続可能な活用に配慮した紙の利用を推進しています。当社は紙パッケージングにおいてCoC認証※を取得しています。
※CoC認証:製造・加工・流通段階において認証材料が他の非認証材料と分別管理されていることを認証する制度
ライセンス番号:FSC(R)-C 154970

リサイクルの取り組み
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01
再製品化
弊社の製品に再度有効利用していく「社内リサイクル」という仕組みで、材料を社内で効率よく、素早く再利用していきます。
A-PET
透明性・耐油性・バリア性に優れた素材で、冷やし中華やざるそば、サラダなど非加熱の食品容器に多く採用されています。
PS
加工しやすく形状の再現性が良い素材で、食品容器の他に家電製品、日用品など幅広い用途に使用されています。
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02
再資源化
弊社の製品に再度有効利用していく「社内リサイクル」という仕組みで、材料を社内で効率よく、素早く再利用していきます。
マテリアルリサイクル
生産中に発生したスチロールの端材をペレット化し新たな製品へ生まれ変わっています。
マテリアルリサイクルとは:新たな製品の原料として再利用する方法です。PS
加工しやすく形状の再現性が良い素材で、食品容器の他に家電製品、日用品など幅広い用途に使用されています。



